福島から疎開してきた3匹の猫達

私が神戸で被災した時、行方不明の飼い犬や飼い猫を探す張り紙が町のいたるところに貼られていた。 家が壊れて匂いが変わってしまう、街が崩壊していつもの道がわからない、飼い主のもとへ帰れない動物達がどれほどいたことだろう。


迷子になった犬や猫を見かけた人は自分たちの飲む水や食べ物を与えながら、なんとか飼い主にもどそうと「預かっています」の張り紙を貼った。当時は携帯もないに等しく、ネットで情報を伝えるという手段もなかった。どれだけの動物達が飼い主に再会できたかはわからないが、見ず知らずの人たちの優しさは伝わっていたと思う。今も大勢の動物達が大好きな飼い主を探しているに違いない。 再会できますように。 一匹でも、一頭でも、一羽でも多く再会できますように。


飼うことが難しくなったペットの一度預かりをされている方、里親になられた方も多く頭が下がる。 私も可能な状況になった時は、お手伝いさせてもらおうと思う。


猫まんがのくるさんのお家には福島から3匹が疎開。 
くるねこ大和