映画 「汽車はふたたび故郷へ」

「どんなときも、口笛ふいていこう。」

名匠オタール・イオセリアーニが贈る、詩情ゆたかな珠玉の人間讃歌


かつてソ連の一共和国だった頃のグルジア。 牧歌的な少年時代を経て映画監督になった主人公ニコは、検閲や思想統制によって思うように映画作りが出来ないことに耐えかねて、自由を求めてフランスへと向かう。


ところがフランスでも、映画に商業性を求めるプロデューサーとの闘いがあったりと、映画作りは困難の連続……。はたしてニコは自分自身が本当に望んでいるものを作ることが出来るのか?


カンヌ・ベルリン・ヴェネチアが称賛し、『素敵な歌と舟はゆく』『月曜日に乾杯!』『ここに幸あり』のヒットで日本でも多くの固定ファンをもつ世界的名匠オタール・イオセリアーニ最新作となる本作は、監督の故郷グルジアを舞台に、アイデンティティーを確立し“自分自身でいること”の困難と大切さを詩情豊かに描きます。


これは観に行きたい。 なんとなく昔観た「サンドイッチの年」を思いだしそうな雰囲気の映画。