「インフルエンザワクチンはいらない」「インフルエンザワクチンは打たないで!」母里 啓子著

インフルエンザ・ワクチンは打たないで!
母里 啓子
双葉社
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著者の母里 啓子(もり けいこ)さんは元国立公衆衛生院 疫学感染症室長をしていた人で、ワクチンの開発に携わった経験もある。 全てのワクチンを否定するわけではないが、インフルエンザに関しては「どのように作っても効かない」と断言。インフルエンザウィルスは異変が早く、ワクチンが出来た時にはもう違う型が生まれている。


うちは私も子どもも予防接種をしないけど、なぜかかからない。(上の娘は毎年まわりにかかる子が多いので、感染はしていると思うが、発症していないのかも。) 周囲には毎年10月ごろから子供たちにはきっちり2回受けさせる家庭が多く、私は「子どもに予防接種を受けさせない親」ということで、あからさまに白い目で見られたこともあった。「子どもがかわいそう」と言われた。輸血を拒否するエホバの証人の子どもみたいに親の信条のせいで子どもが被害にあうという感じだろうか。


母里氏は子宮頸がんワクチンも日本脳炎ワクチンもいらないとはっきり断言し、理由を説明している。そして現在必要なワクチンは「マラリア」であるとも。2冊ともとてもわかりやすく、ワクチンとはどのようなものかが理解できる。勉強になった。