東日本大震災:発生1カ月 捜し続ける家族
毎日新聞 2011年4月11日
生後3カ月の長男を捜す若い夫婦、お母さんを捜す10代のきょうだい、17歳の娘さんを捜す両親の記事。読みながら悲しくてたまらない。「安否がわからない」ことほど辛いことはないような気がする。覚悟をしつつもあきらめきれない。一縷の望みと悲しい覚悟。毎日を希望と絶望を胸に過ごしている人がまだどれほど多いのだろう。
家族の安否がわからず苦しい年月を送っている人は震災の被害者だけではない。行方不明の家族を捜し続ける日々はどれほどの苦悩なのか。
かける言葉も励ます方法もないと思う。一緒に捜し続けることしか。