聴き比べ「Comment te dire adieu」(さよならを教えて)


これを聴くと、フランス語はやっぱりチャーミングだと思ってしまう。 


元祖はフランソワ・アルディだと思っていたら、もともとはイギリスの曲だった。オリジナルの英語版がYouTubeにあったけど、比べ物にならないぐらい野暮ったい。 日本では「さよならを教えて」というタイトルで発売されていたらしい。 


フランソワ・アルディの「Comment te dire adieu」 手描きアニメ風で可愛い。




多分20年ぐらい前、ブロンスキ・ビートのジミー・サマーヴィルが出したアルバム「Read My Lips」を気に入って、もう何回聴いたかわからないぐらい聴いたが、その中にこの曲も入っていた。 彼はフランス語がすごく流暢。 ロンドンで行われたゲイの人たちのイベントで、何年かぶりに姿を見せた時には、随分年を取った感じがした。 老けたというのではなく、渋くなった感じ。




ミカとエミリ・シモンのデュエット。 ミカ(日本のサイトでは女性と間違われるのを避けるため、ミーカと表記されているらしい)は、フレディ・マーキュリーレディー・ガガなどいろんなアーティストと比較されるけど、彼には彼独自の良さがあると思う。 オペラ声楽の訓練を受けた事もあり、才能豊かなミカだが、サービス精神旺盛でファンにもとても優しい。 日本のサブカルのファンとしても有名。 


レバノンで生まれ、内乱を避けパリやロンドンに移住、学校ではひどい苛めに遭った。 難読症でも苦労していて、華やかなルックスとは裏腹に繊細で人の痛みに敏感な人に見える。 


この動画のミカは、普段の彼と違ってちょっと控えめというかお行儀が良いのは、エミリ・シモンに気を使って自分が目立ちすぎないようにしてるのだろうか・・・