浜岡閉鎖の株主提案否決=水野社長「早期再開目指す」―中部電の総会

時事通信

中部電力の定時株主総会が28日、名古屋市で開かれ、取締役17人選任など会社提案の5議案を承認する一方、「浜岡原発の閉鎖」を定款に盛り込むことなどを求めた株主提案の6議案を全て否決した。
 中部電は5月、政府の要請で浜岡原発を全面停止した。水野明久社長は「津波対策を速やかに実施し、早期運転再開を目指す」との決意を示した。


 総会には過去最多の2688人の株主が出席。浜岡原発をめぐっては、即刻廃止を求める声が出る一方、「安全性を高めて早く運転を再開してもらいたい」との意見も聞かれた。所要時間は3時間40分で最長となった。