pray for japan "Song of the Birds" 鳥の歌 カザルス


パブロ・カザルスの演奏で有名な「鳥の歌」。 震災からわずか一週間後にアップされている。 


投稿者さんの言葉
「なにか自分にできることはないかと思って心を込めて演奏しました。東日本大震災の被災地の方に捧げます。「カタロニアの鳥はPeace Peace といって鳴く」というカザルスの言葉で有名な「鳥の歌」です。」




1971年10月24日、ニューヨーク国連本部にて「私の生まれ故郷カタロニアの鳥は、ピース、ピース(Peace、平和)と鳴くのです」と語り、『鳥の歌』 (El Cant dels Ocells) をチェロ演奏したエピソードは伝説的。 この時カザルスは94歳。 平和を希求し、生涯平和を求める活動を続けた人の音色は「演奏」というよりも「祈り」に聞こえる。 その動画がYouTubeで見られるとは思っていなかった。 


ウィキペディアによると

カザルスは、スペイン内戦が勃発するとフランスに亡命し、終生フランコ独裁政権への抗議と反ファシズムの立場を貫いた。このことは、ナチス・ドイツに迎合する姿勢を示していたコルトーとの決別、カザルス三重奏団の解散へとつながった。


また、スペイン内戦を避けて1939年にプラドへ移り、第二次世界大戦後の1945年に演奏活動を一時的に再開するが、各国政府がフランコ政権を容認する姿勢に失望し、公開演奏停止を宣言する。この間、多くのチェリストがカザルスのレッスンを受けるためにプラドを訪れた。この時期カザルスに師事したチェリストに、モーリス・ジャンドロン、アンドレ・ナヴァラら、日本人では岩崎洸、佐藤良雄、平井丈一朗、上田真二らがいる。


1950年代後半からはアルベルト・シュバイツァーとともに核実験禁止の運動に参加した。