X-Factor US 2011 - Best Auditions 'Los Angeles', 'Miami & Dallas'


アメリカン・アイドルの審査員をしていたサイモン・コーウェルはよく、「年齢制限をなくして欲しい」という声を聞いたという。 それにこたえて始まったのがこの「X−Factor」(もともと2004年にイギリスで始まり、ほかの数か国でも同じフォーマットで放送されている。レオナ・ルイスやアレクサンドラ・バークはこの番組の優勝者)。 


素晴らしい声やルックスがなくても、若くなくても、「スターになる何か」(X−Factor)を持っている人を発掘するオーディション番組、と言う事らしい。 アメリカン・アイドルと違ってグループでの参加もOK.



といっても、アメリカン・アイドルのような感じだろうと思っていたのだけど、動画を見て良い意味で期待を裏切られた。 才能豊かな人やグループが次々と現れ、歌う喜びに溢れる姿を披露する。 この動画はロスでのオーディションで特に人気のあった参加者達。 2人目のChris Reneはゴミ収集をしている若者だが、既にかなり人気があるようで、コメントにも彼の大ファンという人が目立つ。 観客の盛大な拍手、審査員のスタンディングオベーションに涙ぐむ姿にじんときた。 


彼の後の参加者達もほんとに素晴らしい。 Stacy Francisという女性は歌唱力抜群で、サイモンが「ワーオ!」という顔をする。 彼はすぐ表情に出る審査員だが、度々口ポカーンになったり、ニンマリしたりでサイモンを見ていても面白い。最後から2人目の13歳のRachel Crowという女の子は、歌うために生まれてきました!という感じで、すごく上手くて可愛い。 もう体全体が歌っていて、観客もじっとして聞いていられない。 サイモンが「観客」を「5人目の審査員」として位置付けているが、本当に反応が良くて会場全体が熱気に包まれている。 参加者と観客が一体になって感動を生んでいる。



マイアミとダラスでのオーディションの様子。 みんな本当に楽しんでいて素敵。